BRANDING 発酵するブランディング
ブランディングのゴールを安定的な集客と置いています。
その為に、事業として目指す世界観を徹底的に言語化し、長く関係性を築けるファン層を醸成して行きましょう。
おいしい手前味噌を仕込むには、良い素材を揃え、手順に沿って仕込む最初の手間暇が大切。
ブランドも最初に手間暇をかけて熟成を待ちましょう。
- 事業の目指す姿の可視化
- 継続的な情報の発信
事業の目指す姿の可視化
経営者・経営陣・現場へのヒアリングから、「どんな人のニーズに向けた」「どんな世界観と事業コンセプトを持つ」「ユニークな商品・サービス」なのかを徹底的に言語化して参ります。
単に論理的にまとめるだけではなく、社内社外に共感を得ることができる状態を目指します。
ここではメッセージ・コンセプトを作成します。
②コンセプト策定
この段階で行うのは、実現したい世界観としてのメッセージを元に具体的に事業として「何をするのか」を「これしかない」という1点まで磨くこと。その過程では、経営者・経営陣の人的強みの理解と、事業の現状と目指す世界観の聞き取りとすり合わせです。分解して、分析して、再統合していきます。
- 経営者・経営陣の
-
◎人的強みの理解
企業文化や風土は、創業者の人格からのDNAを土台に、今の経営陣の考え方で形作られているのは大きな会社も小さな会社も同じ。だから、事業についての本音や本質をお聞きする前に、その奥にある経営陣の人間性を深掘りしたいのです。経営陣の人的な強みを「強みのカルテ」(※)により明らかにし、どんな衝動に突き動かされて、どんな強みを持って経営しているかを言語化させて頂きます。 ※ぬか床的チームビルディング参照
◎本音・本質の聞き取り①でご紹介した十字フレームに沿って過去現在未来の聞き取りをします。どんなお客様と出会いたいのか、そのお客様のニーズはなにで、どんな経営資源を持って、そのニーズに応えていくのか。他社と差別化できる要素は無いか。経営者の人格に立ち戻りながら、しっくりとする言葉を探していきます。
「ブランドの顔」を決める
継続的な情報の発信
「事業の目指す姿の可視化」で策定したブランドの顔(コンセプトやメッセージなど)を土台にして情報を発信していきます。発信は単に外部にだけすればいいと言うわけではありません。
内部=社内全体(経営陣・社員)に対する認知も合わせて進めてまいります。
③ファンづくりの方程式の整理
事業運営もそれに伴う情報発信も闇雲にならないように、大切な要素から順番に整えて行きファンが着実に増えていく為の準備をしていきます。決めた「ブランドの顔」がどんな時でもどんな場でも途切れなく伝わっていくように、下記のファンづくりの方程式に沿って、情報発信の体制を一緒に組み上げて参りましょう。
④プロモーションへの具体的な接続
情報発信は、SNSの台頭によって各段にハードルが下がりコストも安くなっています。しかし「量」の発信をしているだけでは徒労に終わる時代でもあります。「事業の目指す姿の可視化」を経て、情報発信の「質」の土台を固めた上で『継続的に情報の発信』をすることを強くお勧めしています。
目指すところ
◎事業に共感する顧客がファンとなり長く商品・サービスを使っていただける状態
具体的な施策例
- ホームページなど自社メディアにブランドの顔=「事業の目指す姿」を反映
- SNSやブログで継続的な情報発信の体制強化・仕組化
- 社外への広報誌・社内報・チラシ・送付物への「ブランドの顔」の反映
- メッセージとコンセプトの社内への浸透と違和感の解消コミュニケーション
事例
発酵食堂カモシカの事例となりますが、2014年のオープンからほぼ毎日Twitter、Facebook、Instagramのどこかでの情報発信をしていることで、「発酵」という領域で全国のファンに支持されるブランドとなりました。 有料広告を使わずに、SNSのフォロワー合計は2022年1月度で2万2千677人となっています。その情報発信とフォロワーさんのシェアにより、各種雑誌、TV、ラジオ、ウェブメディアの取材に繋がり8年で100以上のメディアに取り上げられているのも、質と量を掛け合わせた情報発信の成果と考えています。「SNSを見ています」はお客様からもメディア側からも聞かれる言葉となっています。
知られてなければ、無いに等しい
日々の事業運営そのものがコンテンツとなるような、自律自走の情報発信の仕組みづくりをぜひ一緒にしていきましょう。
集客の量とは?
いくら良いモノやサービスを持っていたとしても、それが世の中に知られていないのであれば、意味がありません。
まず知ってもらうこと、認知拡大からの集客がスタートラインです。
集客の質とは?
たくさんのお客様が来てくれたとしても、購入という最後の行動に繋がっていないのであれば意味がありません。
一度限りの顧客ではなく、企業の考え方に共感していただき末永く関係を築きましょう。